ブログ

自社商品のブランド化『感動を映し出すライブムービー』

Posted by | ブログ | No Comments

ます犬でした~

弊社で小型マルチカメラの導入を初めて2年が経とうとしています。
検証を重ねながら常に改良をしていますが、ひとまず一定数の成果が出せそうなのでこのタイミングでブランド化を行いサービスを推し進めることにしました。

シリーズ統括

感動を映し出すライブムービーです。

弊社の企業理念に「こころを表現し、感動と喜びを届ける」と、事業定義に「感動を映し出す喜業」としており、お客様の大切なご家族などの生きがいを映像として映し出すことで感動を湧き上がらせ、より人生に喜びを感じてほしいという私の思いが込められています。

それらのキーワードと映像に足りないのは生、迫力、臨場感などで、どうしても記録映像は「現場」に勝つことが出来ません。私たちはその差を限りなく縮めた迫力のある映像サービスを提供する必要があり、目標(ブランド名)として掲げることにしました。

「V」の部分は舞台照明をイメージしていますが、これにリンクする部分となるライブライトムービーが現在商品化に向けて準備段階のため、まだ詳細をお伝えすることが出来ません。次期経営指針発表の時に内々で試験上映します。ご期待ください。

また、特に他社との差別化を行っているのが、以前から紹介しているライブマルチカメラです。結婚式では複数のカメラを使って撮影する方式は県内では他社でやっていないようなので、差別化のメリットを大いに活かしこの撮影法の業界標準化を目指します。

新しいことに怯むこと無く挑戦し、業界に新しい風を吹かせ、お客様にさらなる商品・サービスを提供していきます。ご期待ください。

入念なシミュレーションをしましょう

Posted by | ブログ | No Comments

個人事業で一人で仕事をしていた時は、自分にしかできないことを常に意識し追求していました。

私はMac使いの左利きでかな打ちの変わり者で、Macを1台持ち歩いて編集していればそこそこの物が作れていましたし、そこからよりよい作品を自身が追求していれば良しと思っていました。
ところが、若い人一人採用してこれを編集してみて。とスタッフに仕事をお願いしても、それができないのです。
左利きとかかな打ちはいいとして、Macやその編集ソフトもその分野にいなかったスタッフにとってはとても使いづらいこと。まずはMacから操作を覚えるという教育の負担が2倍に増え、しかも、センスが求められるCGやエフェクトなんて製作者個人の差配で決めているので、他人からしてみればその良さは分かりませんし下手をするとただの自己満足かもしれません。

それを長い期間給与を払いつづけながら教えていく負担の大きさが計り知れない…今の若い人はすぐ辞めると言われてるし…

悩んだ結果

 

私にしかできないと思い込んでいたテクニックを捨て
誰でもできることを使いやすく変化させ伸ばしていこう。

 

と方針を変えることにしました。遅くなりました。ます犬です。みなさまこんにちわ。
それでもその方針は仕事に反映させるのは難しいことで、誰でも出来るってことはつまりお客様もできることなので、素人でも仕事ができる技術をどうやってマネタイズしていくかが悩みどころなのです。

結果的に弊社の場合、経験から積んだ「個性的な切り口」と「素人物量」で攻める格好でライブマルチカメラにたどり着いています。
そこで、今回は教育についてです。

マルチカメラは技術的には他社でも行われていますが、一人でカメラ4台コントロールと編集を同時に行うので独自性が強く、中途採用が全く効かない問題を解消するべく、独自教育を念入りに行い現場で段階的な実践を踏まえて自立させる方針にしました。

2016-04-18 10.09.37

シミュレーション(模擬訓練)です。

要は大きいスペースを結婚式に見立て、新郎、新婦と見立てた模造紙を貼り付けて研修中のスタッフに撮影の訓練をしています。ケーキ入刀の時はカメラ2台前へ持ち込む。新婦の手紙の時は上座、下座に分かれてスーパーインポーズ撮影。など

 

これを本番に向けて最低6回、検証3回を踏まえ本番にぶつけます。

2016-04-28 15.31.26

大きな模造紙は撮影スペースも多くとって大変だったのでスケールを小さくして小さい部屋でも簡単に訓練できるように工夫しました。
私も結婚式撮影の現場に相当数入っていますが、肩に担ぐカメラが3時間も担ぐことはやり始めた当初は辛く失敗が許されないので、ミスが少なくそこそこ撮れるようになったのに2、3年かかってしまいました。

 

それを今の若い世代に要求することは難しいことですし、むしろ経験豊富な我々が変わるべきと考えます。

 

経験を積まないと撮れない。という難易度を極力落として、誰でも簡単に撮れるという環境構築を目指しています。持ち歩くものも軽いので女性でも長時間撮れます。

2016-04-29 15.32.50

ちなみに、ライブマルチカメラの生産力の肝となるコントロールと編集の同時並行の方法ですがこんな画面で行っています。

 

別に難しいことではなく、画面上半分がカメラコントロール。下が映像の切り替えのスイッチングデータの埋め込みです。上の画面の画角を合わせたら下の切り替えでタッチ。上の画面で別のカメラを合わせたらその画面を下で切り替え。繰り返しです。下の画面は実際の映像ではなくカメラ番号を振り当てたものを編集ソフトに埋め込んだものなので、事務所に持ち帰って映像データを流しこんだら映像が切り替わる。という仕組み。オフライン編集の進化版です。このパソコンはsurfaceで縦向きにしながら持ち歩きすることでカメラ移動も比較的容易にしています。

 

やはり、マルチカメラは編集作業が大変で、プロキシ生成を含めて計算しても完成まで最短1週間もかかって人件費のコストが嵩みます。なので現場でやっちゃえ。そうすれば納期半減するし撮影者の編集のセンスも磨かれて一石二鳥。という発想です。

 

この方法は道楽撮りと言われるらしく、カメラを三脚固定しっぱなしでカメラマンがラクをしているように見える撮り方からそんな名称になっているそうですがどうせ言われるならこの道楽撮りを徹底的に追求しプロフェッショナルの撮り方を超える!

そんな意気込みで取り組んでいます。ます犬でした~

固定概念は捨てろ【マルチカメラ撮影・移動編】

Posted by | ブログ | No Comments

前回はマルチカメラを導入するまでの経緯を書かせて頂きました。
簡潔にマルチカメラの効果は他社との差別化と、若者が働きやすい環境構築の2点です。
導入により他社との作品作りに違いが出てきましたし、ベテランではない若者が興味が持てる環境整備で企業の若年化、創意を高める事が可能となりました。

今回はカメラの位置関係をどうするのかを記載させていただきます。

ライブストリーミングカメラの出会いは私にとって一つの転換の機会を頂けたのですが、
そこからの多くの課題をクリアする必要があり、常に考えさせられています。

まずひとつ目の課題は「固定カメラでどうやって主役を塞がない撮り方ができるか」です。
新郎・新婦を撮ろうとしても、カメラが離れた位置にあると来賓がたくさん映り込みカメラの前を塞ぎます。

これを解決するためには私の「遠隔操作カメラは固定で撮るもの。」概念を取っ払うことでした。
4台のカメラをどうやって配置しようかいろいろ見取り図を考えてみることに

…計画当時の収録体制(案)

002

当時私の現場は大きく分けて大きいイベント・式典などで使うホール型と結婚式場のブライダル。
ホールでの撮影は比較的単純なカメラワークだったためそんなに深刻に考えておりませんでしたが

結婚式の場合は進行で激しい催しがあり、多くの来賓を巻き込むため
カメラの前に人が立ちふさがるという問題がありました。

カメラの前に人を立たせないようにするためには単純に考えると
1.払いのける
2.カメラの前にバリケードを張る
3.背丈より高い位置にカメラを置く
4.人より前に近寄る

1と2は冗談として、3は背丈を高くすると俯瞰(ふかん)になって絵面が良くないので、基本近寄るしかできません。

【ライブストリーミングカメラ】
http://www3.jvckenwood.com/dvmain/gv-ls2/
固定カメラなのに

もう一度言います。

固 定 カ メ ラ な の に。

そこで最初は来賓のテーブルにカメラを置かせてもらうことを考えてみました。

…計画当時のカメラ配置図

001

…これをテーブルに載せようとしました。

2016-04-03 02.03.22

打ち合わせの段階で会場の担当者さんにこれを載せさせて欲しいと相談したら
ものすごく渋い顔されまして、テーブルに物は置かないで欲しいと言われてしまいました。
今振り返ればたしかに彩りよくお花や立派な料理を並べたテーブルにワケのわからないものを乗せられるのは迷惑でしか無いわけで、しかもよりによって来賓のかなり上の席に置こうとしてるあたりがさらに嫌気を誘ってしまいました。

結構気を使ってそれっぽいものを用意したんですが…私のセンスが悪いのか…

ここでじゃあどうする…って話になるわけです。

とはいえ設立間もないうちのような会社のスタッフはまだまだ経験が無かったため良い案が出るわけもなく、そんなリスクをとるようなやり方は責任負えないのでやめるべき。の雰囲気から進まないわけです。

そこでもう少し考えて自分の中の固定概念をもう少し捨てるとなにか見つけられるのでは。と考え
ライブストリーミングカメラは電源が有線だったので基本は固定した位置で撮り続けるシロモノです。

バッテリー運用すればいいじゃん

もともとバッテリーはつけられるのですが、パン・チルト(遠隔操作)が無効になるので意図する仕様ではなくなります。
ただ、ACアダプタは12V供給なので、ここから「直流で流せば動くのでは?」と思い

2016-04-03 02.11.49

単3エネループ10個をケーブルで接続してみることにしました。
※動作を保証するものではありませんので実際にされる方は自己責任でお願いします。※

動くじゃん!!!

しかも新品で2時間半くらいは動いたので、お色直しのタイミングでバッテリーチェンジすれば問題なし。

いける。

次に位置関係です。

テーブルに載せるのが嫌がられるのなら、いっそのこと動きまわる方法が良いので、動きやすいスタイルと周囲の来賓から邪魔にならない方法を考えました。

当初は三脚のみを検討しましたが、立てたり高さを変えたりするとカメラが傾いたりして不安定になるので、ドリーを使って転がす発想にしてみました。

2016-04-03 02.04.17

ここでも社内では「テーブルの間が狭すぎてドリーを展開したままは運べない」
と反対するのですが、いや、200名規模だとそうかもしれないが100名台ならテーブルの間隔は広かったはずだ。
と思い、導入前にブライダルの現場で複数の式を観察しテーブルの間隔を調べたんですね。

まあたしかにきつい箇所は点在していますが、ドリーを転がそうとするから運べないのであって、
少し持ち上げて椅子の間をかいくぐるように運べば移動ができると確認が取れたので、
初期では三脚とドリーで組み合わせたんですね

カメラ1 高砂の席で新郎・新婦の表情を撮影
カメラ2 移動式カメラでカメラをシーンに応じて移動(ドリー+三脚)
カメラ3 移動式カメラでカメラをシーンに応じて移動(ドリー+三脚)
カメラ4 会場全体を撮りっぱなし(ロング)
カメラ5 通常通りビデオカメラで撮影するカメラマン

現在はここからかなり改良していますが、一応、このスタイルが基本となっています。

ちなみにドリーと三脚の構成ですが、最近は改良してドリーポッドを導入しました。

ドリーポッドと三脚の違い

ドリーポットの出会いは、ある歯医者さんから「いらない撮影機材あげるから取りに来て」と頂いた機材の一つでした。

2016-04-03 02.05.06

こ、これだ!!!!!!!!とピーンと来たんです。

これにより周りの視界の妨げをさらに減らし、且つ機動性も上げることができました。
最初はローラーもつけていたのですが、本体が軽いため持ち上げて運ぶほうがカメラに負担が少ない事がわかったので外しました。

ご存じの方も多いと思いますが、ブライダルの撮影って実はものすごくリスクの高い仕事です。

ミスが絶対に許されませんし、激しく進行しシーン毎にどこに待機しどう撮るのか覚えないといけないので
安易に「カメラ回せます。」ってだけの人にお願いするのは非常にリスクが高いのです。

その為、撮影スタッフの教育が最も重要なので現場の人員を増やし並行で行いかつリスク分散の成立。
加えて1台トラブルが発生しても別のカメラでフォローする。を両立させる必要があります。(この辺は当たり前)

これに加えて弊社の場合は特性の違うマルチカメラとハンディカメラでお互いがフォローしあうことで、1つの作品として仕上がるようハードルを下げる環境整備を目指しています。これで経験が浅いスタッフでもまずは現場に出させ、現場を任せる時期を早めることができそうです。

また、マルチカメラは動作が遅く、突然のイベント発生でカメラを振るのが苦手ですので
そういった瞬発力はハンデのカメラマンにとっさに走ってもらうという、用途に応じて役割を変えた対応をさせています。

何を申し上げたいのかと言いますと…

固定概念や既成概念に縛られると自身の進化の大きな妨げになる。ことです。

業界の当たり前は本当にお客様が求めていることなのか…

4K、3D、フルサイズセンサー、どれも素晴らしい技術ですししかるべき時に検討はしますが
世の中が求めるのは高度な技術(手法)ではなく感動や喜び(目的)を求めているのでは。
設備投資がかかりすぎていないか。それって実はそこまでお客様は求めていないのでは。
そんなことできない。と安易に言う人がいるが、本当にできないのか。
保守に偏りすぎてリスクがとれない体質になっていないか。
つまり行動が惰性になっていないか。傲慢になっていないか。否定的になっていないか。
変化を恐すぎていないか。物事に無関心すぎていないか。
当たり前に縛られ新しいことが見えないでいないか。

と、常に自分に自問自答しながらよりいいものを作っていきます。

私にとっていいものは、お客様が感動し喜びに感じてもらえる商品です。
それでいて私にはかわいいスタッフがいるので、彼らがその目的を達成できる環境を整えるのが私の仕事です。

経験(失敗)から学び、新たな発想で未来を切り拓く。そんな人でありたい。

余談ですが、私、口だけ立派な人間で実績がまだまだ伴っておりません。
八方美人なのが私の悪い癖です。話半分でスルーしていただけると幸いです。

ます犬でした〜

田舎零細企業がビデオ業界の将来を考えるとこうなった。

Posted by | ブログ | No Comments

ど田舎細企業のしがない経営者 ます犬です。皆様こんにちわ。
ちょっと時間に若干の余裕ができたのと、ブログを書く気になったので
テーマを一つに絞って情報発信を行ってみたいと思います。

ウチ、自称ビデオ屋です。
自称がつくのは地元ではビデオに限らず色んな事してるので、本当はこれがやりたいんです。という屁理屈で自称を語ってます。

その前提で自己満足的に決めたテーマは、弊社のマルチカメラ撮影技術についてです。
複数のカメラを現場に持ち込み撮影することで、一台だけでは撮影が難しいアングルや表現の幅を広げる方法です。

映像業界ではマルチカメラと呼ぶのがベターですが、より独自技術の毛色を強くし可能性を広げたいので
名称を「Multiview(マルチビュー)」と自社ブランドを立ち上げたいと最近は考えています。

平均年齢が20代の私の会社では、
業界の当たり前を捨て、若い人たちがビデオに関心を持ってくれるような撮影方法と働く環境の構築を目指しています。

それを真剣に考えるようになったきっかけがありまして、ちょっと話が長くなるんですが…

ある日、私の師匠であるビデオ屋さんにウチの経験のないスタッフを連れて行って「カメラマンとして仕込んで欲しい」とお願いをしたところ、師匠からスタッフに「このカメラを持ってみろ」とショルダータイプ(いわゆるテレビカメラ)を担ぐように言われたんですね。

そしたら、「カメラが重くて持てない。」と言うんです。

え? と思いまして

そのうち慣れるよ。とフォローしても、持病で体力が無いことを理由に担ぐことを断ったんです。
それは「この仕事はできません。」と言ってることと同じで雇い主の立場である私は目の前が真っ暗になりました。

いやいや、そりゃあたしかに照明と予備カメラ込で10kg近いカメラは最初は私も辛かったけど、一年くらいすれば
そこそこ担ぎながら歩き回れるようになる。それでさ、一台100万円以上するカメラを担ぎまわる姿というのはこの業界が好きな自分としては憧れでもあるし、一つの到達点であると考えていたんですね。私はそれが当たり前だと思っていたのです。

その憧れをスタッフからできない。と言われた時はショックと同時に、自分の当たり前は他人とイコールではないと改めて知りました。

当時弊社は法人化したばかりで彼と私2人で仕事をしていたので、カメラを担げない=ビデオで稼げない
と極めて単純で且つ深刻な問題にぶつかり、他の業務だけではスタッフを養えないため早急に解決しないといけない課題でした。

悩みました

一台百万のカメラを買うが教えるだけでも数年かかる上に、カメラを担げないと言うスタッフを雇っている…
しかも撮影はセンスが重要で、ずぶの素人を雇用し撮れるまで育てることができるのか…
会社としてもまだまだ軌道に載せられず売上も乏しい。経営が非常に苦しい…

その状況下で、経験を積みまくっているベテランの他社さんを超えるいい仕事をしたい。

うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん

と数週間悩んだ結果の解決方法は、他社がやらない斬新な撮影方法による方向転換です。

・経験が無いスタッフでも習得が早く、素人では撮れないという撮影
・若い人が興味を持ってくれるような今風の撮影
・コストをかけずにできる高度な技術であること
・なによりも、ラク。

そんなんあるわけがない。と普通思います。スタッフからもそう言われました。
いや、ある。たぶんなにかある。気づいていないだけだ。

そこでひらめくのが私の仕事です。

ある日目に入ったのがビクターのライブストリーミングカメラです。
http://www3.jvckenwood.com/dvmain/gv-ls2/

これだ!!!!!!!!!!!って思いました。

iPadで撮影できるなんて!!!!!今風!!!!!!!!!
しかも、担がなくていいじゃん!!!!!!!
マルチカムはたしかに素人は撮影と編集が難しい!!!!!!!
それでもなにより、ラクそう!!!!!!!!!!!!!!!

というわけでそれを早速導入しようと決めて、発売直後(2013年末)に1台買って検証。そこそこ撮れることが分かって追加で3台。
まあまあイケルと思ったので予備ということで現在2組(8台)稼働しています。

コンセプトはライブストリーミングカメラも同じだから別にパッと聞いても真新しくもなんともないと思いますが
私はカメラ自体が動きまわらないと撮れないブライダルの現場に、この固定式カメラをぶち込む発想が斬新すぎたと考えています。

例えば周りに多くの人だかりができるケーキ入刀のシーンで、どうやって観客の背中を取り払い新郎新婦だけの絵をこのカメラで撮れるのか…その辺りが回数に分けて後述しますが弊社のノウハウってところです。

ショルダーカメラは担げない。無理。と断ったスタッフも、これでようやく撮れるようになりました。

副産物として下記メリットも生まれました。
・ブライダルのような失敗が絶対に許されない撮影現場でもリカバリーが効き敷居が下がりやすい
・女性でも撮れる撮影環境ができた(現在女性スタッフ1名)
・ちょっと真新しい撮影方法で他社との大きな差別化
・設備投資が少ない上に、有線で繋ぐマルチカメラに比べ配線が少ない

というよさげな結果も出せるようになってきました。

でも、普通こういう情報って内部技術なのでマル秘扱いにするはずなんですが
今回、なぜこの技術をオープンにして書くのか、実はこのブログを書くにはある腹黒い目的があります。

・この方法が業界のどこまで通用するのか、要するにヘボいのか結構面白いのか厳しく評価され技術向上へ繋げたい
・メインとして使用しているカメラが広く普及し、メーカーで後継機種を作って欲しい!!

自分の技術はこれまでの応用ですから大したものではありませんし、もっと改良していいものを提供したいので。
どっちかというと本心としては後者が強いです。

このライブストリーミングカメラは3年前から販売しているんですが、初販の出だしが非常に悪かったのと、どうもメーカーにある在庫も少なく、かなりニッチなカメラとして評価されているようで、後継機種がでなさそうなにおいがプンプンするんです。要するに将来的に使えなくなる可能性が出てきています。

販売終了になったらまた撮影方法を考えなおさないといけないじゃん・・・どうするの・・・

まあたしかにカメラのセットアップ自体はネットワークの知識も必要だし操作はタブレットかパソコン。
私はパソコン修理の知識でネットワークも触りは分かるので容易かったのですが、ビデオカメラマンとしてはちょっと敷居が高く、ライブストリーミングというまたニッチな売りが余計売れない原因を加速しているような雰囲気なのです。

ただこのカメラ、結構使えます。
・民生ビデオカメラとしては大きめのCMOSサイズ(1/2.3)
・レンズが明るい
・DVD納品には充分の画質

なにより現場で使っていて大きいと感じるのが
コントロール不能に陥っても録画は回り続けているようなのです。

つまり、操作しているipadがフリーズした!!電波の影響で回線が落ちた!!ってなっても、基本的には録画が続けられていて
再接続すると比較的治りやすい。という解決の速さが現場にとって高いアドバンテージと考えています。
(とはいえどうしても治らず再起動させるときはありますが)

なので、後継機種出せるくらいみんなこれ買って!!!!まじいいから!!!!ビクターさんHDMI端子付きの後継機種出して!!!!俺欲しい!!!!!営業するから!!!!!!!!!!!
という願望が強いわけです。はい。技術が広まりこの方式のカメラが新たに生まれ継続できるお互いWin-Winな環境を目指しています。

というわけでその目的を達成するべく不定期でマルチビューについて書き込んでいきたいと思います。

あとは、私の大好きな経営者の言葉なのですが、
「真似は一流にしかされません。だから私達技術の真似をして盗んでほしい。私たちはその先を開発するのが仕事ですから。」

しびれました…真似をされるくらいのいいものを私も開発したいです。

ちなみに名称が未確定なのですが現在確立してきている撮影方法として
現場でカメラの切り替え(スイッチング)をするが、収録できない環境下で切り替え作業のみを行う
「オフラインスイッチング編集」という作業を研究中です。

ブライダルなどスイッチングができない環境の中で、編集ソフト上(ウチではPremiere)でマルチカメラ編集画面の状態のまま現場に持ち込みスイッチングする方法なのですが、これがしっかりできると現場で編集ができあがる状態なので、持ち帰って映像データを流し込むと切り替え作業が完了されている状態になり、後編集の時間が大幅に削減できる。という考え方です。

ソフトウェアを開発する能力もお金も私には無いので、結局持ち前でできることのアイディアなんですけどね。大したものじゃないです。

結局私が独断と偏見で作業効率を図っているだけなので、他社では当たり前にできているのか、実はやっている人が少ないんじゃないか気になっているんです。なんか反応してくれる人いたらぜひ情報共有したいところです。本日はここまで。ます犬でした。

5分間スピーチ

Posted by | ブログ | No Comments

先日、某所でお話しました、5分間スピーチの内容を記載してみました。

お世話になります。私、山形県寒河江市に本社を構え 株式会社MUGENの名称で映像制作を営んでおります。増川佳祐と申します。
今回頂いた貴重な5分間の中で、私の事を一生懸命にお話させて頂ければと思いますので、少々のお時間の間、耳を傾けて頂ければ幸いです。
私は生まれも育ちも山形県寒河江市です。
父が居酒屋を営み、同じ建物で私も先月から7年目にして会社経営を始めました。一人っ子なので父の事業継承は当たり前と言われる中、
私は料理人の父を尻目に、包丁でさばくよりパソコンと向き合う方が向いてると思い込み、長い期間父親の店とは平行線でそれぞれで事業を行ってきました。
最近は私の事業も法人化を行い、父の店と会社を一つにするべく歩み寄ろうと努力している段階です。

私の仕事は映像の記録と映像制作です。
なぜこの仕事が好きになったのかと申しますと、結婚式で新郎新婦が入場する時のプロフィールビデオや、余興VTR、最後に流れるエンドロールを作る機会をいただき、自分の作った映像を観て、新郎新婦や親御さん、来賓の方が大笑いしたり、涙ちょちょぎれんばかりに流す姿を見てすごく自分の仕事にやりがいを感じたからです。
今はこれを社員に感じさせる機会を設けて、働きがいのある職場を作りたいと強く感じています。

今回、一生懸命自分のことを一点に絞ってお伝えしたいと考えるなら「地域貢献」です。
私は、地元に生かされて生活していると強く感じています。
といいますのも、私は一時期家庭環境がすさんでいた時期があり、高校の時父はガンで余命半年と言われ、大好きな映像系の専門学校に進学できず地元に就職し、二十歳で両親が離婚、その二年後に父親の店が火事で全焼し、今振り返れば希望を失うタイミングがたくさんありました。父親の像は逞しい後ろ姿よりは、職業柄アルコール中毒で体が脆弱で、火災の時は燃える店舗を見て嗚咽する父の姿を間近で見てしまうと、当時22歳の私には先行きが暗くてどうしようもありませんでした。
そんな中でも、ただ心の支えになってくれたのが地元でお世話になった先輩や近所の方々で、毎晩お見舞いに来てくれる姿にただ私は感謝の二文字でした。
そこから、父と私、いつの間にか帰って来た母と三人が力を合わせお店を再開して現在にいたるのですが、その時から考えるようになり始めたのが、頂いた恩を自分から何らかの形で恩返しができないか。大義名分の点はありますが、消防団や青年会議所、商工会青年部に入会し、こつこつと社会貢献のお手伝いをしています。
一番私にとって大きな貢献は毎年行われるふるさとCM大賞です。ふるさとをテレビCMを通じてPRするコンテストですが、寒河江市商工会青年部の部員として撮影と編集を担当させて頂き、一昨年大賞を受賞し山形県内年365回放送、去年は特別賞を授かり、今年も大賞を取るべく、昨日から収録が始まっています。
映像を通した地域貢献はこれが最大限なので、今度は今、初音ミクで有名な音声合成ソフトを使い、地元の歌を若い人たちに発信する企画も進めています。映像を通して、人が人へこころを伝えるお手伝いができればと熱く行動しています。

最後に、最も気になる「なぜ私が宮城にいるのか。」
二点ほど理由があり、ひとつは震災後に石巻に週三回のペースでボランティアで足を運び、宮城県にものすごく愛着を持つようになったからです。私はいろんな人の反対もあって、最終的に震災後二週間経ってからボランティアを始めたのですが、毎回来る度に信号が灯り、一店一店お店が再開していく度に食べに行き、従業員と良かったね。と話すと、段々自分の中で宮城県に愛着を持つようになりました。

ボランティアの視点でお願いを申し上げると、行く先々で皆様から感謝やお礼の温かい言葉を頂くのですが、私は人に感謝をされたくてボランティアをしているわけではありません。
誰かが困っていたら手をさしのべる。助けられたら、他に困っている人を助けてあげる。そんな世の中であってほしいと願いながら行動してまいりました。

あともう一点は、私の先輩から「外貨を稼ぐ仕事をしなさい。」と昔、言われました。さらに加えると、外で稼いだお金を地元に落として貢献しなさい。と捉えており、東北最大である杜の都に新しいビジネスを開拓するべく足を運んでいます。
そして今、私の会社に数年ぶりに社員を一名雇用しています。
人を育てると言うにはまだほど遠いのですが、会社の最大の地域貢献は雇用と人材育成と考えています。

若輩者ではございますが長い目でご面倒頂ければ幸いです。これから、ご指導ご鞭撻をよろしくお願いします